記念すべき第1回目となる【魚突き入門】
まずは何から伝えるべきか...
と、考えましたがやはり『ジャックナイフ』!!
これに行きついた経緯について少しだけお話させて頂き、習得のコツや練習方法について解説していきます。
魚突きにおけるスキルとは?
- 魚を見つける
- 魚を突く
- 寄せ
- 寄り
- 穴突き
他にも魚突きに必要な技術は思っているよりも多く、それゆえに奥深く魅力的なアクティビティでもあります。
では、魚突きにおける1番重要なスキルとは?
人によっていろいろな意見、主張があると思いますが私個人の考えを声を大にして言いたい。
『潜ることである!』と...。
たしかに潜らずとも突ける魚はいます。
水深の浅いポイントであったり、ベイトが沸きそれを狙う青物が水面付近まで上がってきたり...
運が良ければそういった獲物に出会えることもあります。
ただし、『運が良ければ』です。
せっかく魚突きを始めていろんな種類の魚たちと出会い、宿敵(ライバル)とも言える様な獲物達との勝負ができる世界へ踏み入れたというのに運頼みとは実に勿体ない...
己の体を鍛え、スキルを磨き、正真正銘『実力で仕留めたのだ!』と胸を張りたいものです。
この記事を読んでくれているあなたは
魚突きが上手くなりたい!
もっと上達して大物を仕留めたい!!
と少なからずそういった想いがあったからでしょう。
まだ見ぬ大物たちとの出会いに備えて、これから【魚突き入門】で得た知識を実戦で試し、共に上達してゆき宿敵達を仕留めていこうではありませんか。
ジャックナイフとは?
もともとは真ん中で折り曲げて収納できる二つ折りのナイフのことで、身体をくの字に折り曲げて潜降する様子からこの名で呼ばれるようになりました。
水の抵抗を極力減らし、効率よく潜るため先人により編み出された技術です。
これから長く続けていく魚突きにおいて必須とも言えるスキルのため何度も練習し、無意識でもできるよう体に覚えさせましょう。
私も始めは無駄な動きが多くて必要以上に体力を浪費してましたが、練習することによりスムーズに潜れるようになりました。
意識する事と練習方法
前置きが長くなりましたがこれからジャックナイフを習得するために意識する事と練習方法について解説します。
まずはイメージ!
実際の練習に入る前にまずは次のことを意識してみましょう。
1 水面と平行になる様な体勢になり、リラックスする
2 頭の先から海底に向けて真っ直ぐ下にロープが吊り下がっている
3 潜降を開始すると同時にロープが強く引かれてゆき頭から海底へ沈んでいく
4 身体が一直線になり、フィンの先まで水面下に入った後ゆっくりとフィンキックを始める
このイメージトレーニングは私が練習していた時に考えていたものですが、重要なのはあなたが1番イメージしやすい方法を見つけて実践する事です。
しっかりとイメージして練習することが出来れば、上達のスピードは段違いになります。
イメージトレーニングや実践練習も大事ですが自分に合ったフィンを見つけ、万全の状態で行うことも重要になります。
具体的な練習方法
あとは練習あるのみです!
イメージトレーニングでしたことを意識しながらひとつずつ体に覚えさせていきましょう。
1.身体を水面と平行にする
体の力を完全に抜いてしまうとウエイトの重みで腰から下が沈んでいってしまいますので水面となるべく平行になるよう意識して体制を保ちましょう。
2.逆立ちをするようなイメージで
自分のへそを見るような体制にして勢いよく体をくの字にします。
この時のポイントはイメージトレーニングで説明した頭の先から真っ直ぐ海底に向かっていくことです。
4.ウエイトと下半身の重みで海底へ
真っ直ぐ海底へ潜っていくことを意識しながら体を一直線にしてゆくとウエイトと下半身の重みでスムーズに潜降していくことができます。
初心者の方は潜りたい気持ちが先行し早めにフィンキックを始めてしまいますが慌てずに水面下で体が一直線になるのを待ちましょう。
5.ゆっくりとフィンキックを開始
身体が水面下で一直線になったらゆっくりとフィンキックを始めます。
水泳のクロールの様に速くバタ足をするのではなく、クジラの様にゆったりとフィンキックをすることで疲れにくく息も長持ちさせることができます。(魚にも警戒心を与えにくくなります)
人は何か考えている時、脳内で酸素を消費します
潜っている時はなるべく考えないようにして体の動きも最低限にした方がより長く息を止めておくことが可能です。
潜っている時は思考停止状態になり、ゆっくりと動いて悟りを開きましょう。
まとめ
【魚突き入門:1突き目】『ジャックナイフ』
いかがだったでしょうか。
重要なことは
- イメージをしっかりと持つ
- 練習方法を理解して繰り返し行う
- 潜っている時は思考を停止し悟りを開く
上記の3点を意識して自分の能力を過大評価せず、安全第一に練習をすれば必ず結果は付いてきます。
この記事で一人でも多くの人が技術を向上させることができ、素晴らしい思い出が積み重なっていくことを心より願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
分かりにくかったことやご質問等ございましたらこちらまでお気軽にお問合せください。
全身全霊をもって回答させて頂きます!
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