魚突きを快適に楽しむためには、自分の体に合ったウェットスーツの選択が必要になりますが、初心者にとってはどのように選べばいいのか、そもそもウェットスーツはなぜ必要なのか、水着やラッシュガードではダメなのか?
など選び方や必要性について分からないことが多いと思います。
私もはじめてウェットスーツを買う時に
何を基準に選べばいいのか?
水着でもいいんじゃないか?
などいろんなことで悩んでいました。
ですが今では自分の体に合ったウェットスーツを手に入れ、夏であれ冬であれ、快適に魚突きをすることが出来るようになりました。
そこで得た知識や経験をもとに、魚突きのためのウェットスーツの重要性と選び方に加えメンテナンスと長寿命化のためのケア方法を解説しようと思います。
この記事読むことで、初心者の方でも魚突きにおけるウェットスーツの重要性を理解し、適切な選び方と保管方法を学ぶことができ、安全で快適な魚突きをすることができます。
魚突きで使用する道具を徹底解説している記事をまとめて分かりやすくしています。
お時間がある方は合わせて読んでみて下さい。
魚突きにおけるウェットスーツの重要性
ウェットスーツは魚突きにおいて重要な役割を果たしており、体温を保ち、水の中で快適に過ごすことができるように設計されています。
一般的に水の中では陸上の役20倍の速さで体温が奪われ、低体温症などを発症しやすくなります。
また、魚突きでは岩礁などに近づくことが多く、急な波やウネリなどによって岩場などに体が接触する恐れがあるため身体を保護し、擦り傷などのケガを防止する役割もあります。
このような体温維持や身体の保護も大事なのですが、魚突きにおけるウェットスーツの1番重要な役割は浮力を持たせることによっていざという時の救命具になる点です。
この役割についてはウエイト&ベルト編で詳しく説明しますが海中拘束や不測の事態が発生した場合、ウエイト放棄をすることによりウェットスーツが浮き輪のような役割を果たし、海面へ戻りやすくなります。
以上のように重要な役割があるため、夏場だとしても水着やラッシュガードではなくウェットスーツを装着する必要が突き師にはあるのです。
ウェットスーツの選び方
サーフィンで使うようなワンピースタイプの物がありますが魚突きをする上ではあまりおすすめしません。
背中のジッパーから海水が入りサーフィンのように激しい運動をあまりしない魚突きにおいては保温効果を維持しにくくなるためです。
魚突きにおすすめのものはフードが一体型となっているセパレートが良いです。
ロングジョンとショートジョンの2種類がありますが好みで選ぶと良いと思います。
ショートジョンだからといってトップに入ってきた海水が侵入してくるなんてことはほぼありませんのでご安心を。
ウェットスーツのサイズについては各メーカーからサイズ表が出されていますのでなるべく自分に合うサイズのものを選ぶようにして下さい。
ポイントとしては身長はあまり気にせず、体重と胸囲、ウエストのサイズを重視するようにした方が自分にフィットしやすいと思います。
特に胸囲に関しては自分のサイズより表記されているものが小さいと胸を圧迫され息苦しく感じたり、実際に息があまり続かないなんてことになりかねません。
おすすめのウェットスーツ
これからはおすすめを紹介していくのですが、ウェットスーツにはスキンとジャージ素材のものがあり魚突きをする上でおすすめのものは表ジャージ裏スキン素材で作られたものが保温性も良く快適に魚突きをすることができます。
ただ裏スキンのウェットスーツは着るのが大変です!
初心者の場合この裏スキンのウェットスーツを着ることが億劫になり、ため息をつきたくなると思います。(着てしまえばあとは快適なんですが…汗)
なので裏もジャージ素材のものを始めはおすすめします。
(これから紹介する季節などはあくまで私が主に行くポイントでの目安です。)
1. ウェットスーツ 2mmセパレート
夏~秋あたりまでの間であれば2mmのウェットスーツでも充分魚突きを楽しむことができます。
比較的リーズナブルな価格になっているためこれから始める初心者の方におすすめです。
2.ウェットスーツ 3mm
基本的な厚みのウェットスーツになります。
私は真冬以外のほとんどをこの3mmウェットスーツで魚突きを楽しんでいます。
3. ウェットスーツ 5mm
こちらは5mmの物になります。
秋口から年明けくらいまでは5mmでも余裕で行けます!
4.ウェットスーツ 7mm
こちらは冬用!もう寒くてどうしようもない!!という時にご検討ください。笑
この他にもいろいろなウェットスーツがあるので自分で比較してみるのもいいと思います。
ウェットスーツの保管
ウェットスーツはその性質上、直射日光や高温、海水などの塩分などにより劣化がしやすい物となります。
魚突きに行った日にはなるべくその日に真水で洗い、風通しの良い場所で乾かすようにしてください。
洗う時は特に洗剤などは使う必要はありませんが、充分な量の真水で洗うこと!
ここで水代をケチってはいけません!笑
多少、水を節約したところでウェットスーツを買い替えることに比べれば些細なことです。
魚突きに行った日は、その日の最高の思い出にふけって長風呂し、その後ウェットスーツも長風呂させてあげてください!笑笑
そのくらいウェットスーツについた塩分は強敵です!!
あとは陰干しし、充分に乾いたらなるべく日光が当たらない、できれば室内のクローゼットなどにハンガーにかけてしまってあげてください。
折りたたんでしまってしまうと癖がついてしまうため、ハンガーにかけて収納することをおすすめします。
最後に
ウェットスーツは快適に魚突きをする上で欠かせない道具ですが、いざという時に命を助けてくれる最強の救命胴衣でもあります。
是非、自分に合ったウェットスーツを見つけ、最高で安全な魚突き体験をして頂きたいと思います。
この記事を最後まで見て下さった方のご安全と大漁を祈願しています。
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