【魚突き最高のパートナー】マスク&スノーケルについて徹底解説!

装備道具

あらしおです。

今回は、

魚突きをを楽しむためには、いろいろな道具が必要となります。
その中でも最も重要なものとは一体なんなのでしょうか…。

手銛?ウェットスーツ?フィン?

私がもし魚突きで1番重要な道具は?と聞かれた場合、即答で答える物があります。

そう!それが

マスク&スノーケル!!

魚突きをする上ではまず魚を見つけることが大前提になります。

どれだけ素晴らしい手銛を装備しようとも、
どれだけスゴイ推進力を生むフィンを着けようとも
魚を見つけることができなければ何の意味もありません。

しかし、私自身もこれまでいくつものマスクを試しては納得するものに出会えないという経験があり、自分に最適のマスクとスノーケルを見つけることはなかなか難しいです。
これが初心者、ましてや1つ目のマスク選びとなると最適なマスクとスノーケルに出会える確率は絶望的だと言わざるを得ません。

なるべく自分に合いそうな物を試して行き、自分に最適のマスクとスノーケルを見つけることができた時、まさに最高のパートナーと出会えたような喜びと感動を感じて頂くために、この記事では自分に合った魚突きマスクとスノーケルの選び方はもちろん、役割や特徴、ケア方法、防曇効果などについて詳しく解説します。


魚突きで使用する道具を徹底解説している記事をまとめて分かりやすくしています。

お時間がある方は合わせて読んでみて下さい。

魚突きに適したマスクとスノーケル

魚突きマスクは、顔を水から守りながらクリアな視界を提供します。また、スノーケルは水面下で呼吸をするために使用します。

魚突きマスクは顔に密着し、水の侵入を防ぐシリコン製のシールが特徴です。

スノーケルには、吸い込んだ水が排出されるバルブが付いている物や、海水がスノーケルの中に浸入しない構造になっている逆止弁の機能がついた物もあります。

(後述しますがこの逆止弁機能が付いたスノーケルは絶対おすすめしません!!

魚突きに適したマスク


マスクはいろいろな形状の物がありますが、魚突きに使用する上で必要な条件が2つあります。

それは、

・内容積が少ない

・視界が広い

この2点になります。

まず、内容積が少ないとはマスク内の空気の量が少ないことを意味し、これが少ないほど潜水時のマスクブロー(水深が深くなるにつれマスク内の空気圧が変化し、顔に吸い付いてくるのを解消するため鼻からマスク内へ空気を送り、圧力の均衡を保つ技術)の回数が減ります。

このマスクブローが地味にストレスを感じ、少しでも回数を減らすために内容積が少ないものを選ぶ必要があります。


次に視界が広いこと、これは説明する必要もないですが魚突きにおいて魚を見つけることができるかどうかがその日、獲物を仕留められるかどうかに直結するため視野が広いことは絶対に必要な要素です。

そのためマスクのレンズを大きなものにした方が視界が広がりやすいのですが、先ほど説明した内容積を出来るだけ小さくする必要があるためマスク全体を小さくしたい...。

この広い視野と少ない内容積を両立させるための手段が、

マスクのレンズと目までの距離をなるべく近くする!!

ということです。

装着した際、目からレンズまでの距離が近いほど視界が広く内容積も小さくなるためそのような物が魚突きに適したマスクだと言えます。

魚突きに適したスノーケル

スノーケルには吸い込んだ水が排出されるバルブが付いている物や、海水がスノーケルの中に浸入しない構造になっている逆止弁の機能がついた物、ストローのようにただシンプルに筒状になっている物など様々なものが発売されています。

コストパフォーマンスに優れ、マスクとスノーケルがセットになっている物もありますが、

ただ1つ!!

これだけは絶対に覚えておいて下さい!!

逆止弁付きのスノーケルは絶対に買うな!!

ということです。

私がはじめ購入した物は釣具屋や海の家などに売ってあるマスクとスノーケルがセットになって格安で売られている物でした。

そういうもの自体がダメだということではなく魚突きには適していないという話です。

逆止弁付きのスノーケルは水面上での遊びを目的として作られており、水面下が遊び場である魚突きにおいてデメリットしかありません。

逆止弁の構造上、吸い込む空気の量が減り、長時間の魚突きではとても苦しく感じます。

あとはスノーケルクリア(潜水時にスノーケル内に浸入してきた海水を浮上後、息を強く吐き排除する技術)時に逆止弁があるため必要以上に息を吐く必要があり、1回では完全に海水を排除することは困難になります。

私が始めて魚突きをしたときに逆止弁付きのスノーケルを使用していたのですが、呼吸をするのもやっとの状態で魚突きを続けその後どうなったかというと

苦しいから強く息を吸う⇒完全に海水を排除できていないため海水も一緒に吸い込む⇒

咳き込み苦しくなる⇒苦しいから強く息を吸う

この悪循環の中魚突きを続け、海水を大量に飲んでしまい強烈な吐き気を催し海水を吐き出す。

そんな経験をし、『あぁ…人はこうやって溺れるのか...。』と悟ります。

そのような経験をする人を1人でも少なくするためにもう一度言わせて頂きたい。

逆止弁付きのスノーケルは絶対に買うなよ!!!

これはフリでもなんでもありません!笑

マジで後悔することになるのでやめておいた方がいいです。

個人的におすすめのスノーケルはシンプルな構造のものです。

スノーケルクリアもしやすく、息も充分に吸うことができ構造がシンプルなので壊れる心配はまずありません。

海水を排出するバルブがついている物は少ない量の息でスノーケルクリアをできるため使う人によってはそちらを選ぶ人もいます。(この2つは好みの問題です。)


自分に合ったマスクの選び方

これまでに説明してきたことを踏まえ、これから自分に合ったマスクの選び方について解説していきます。

しかし、こればっかりは一概にこれがおすすめとは言いにくく、その人の顔の形状に合ったものを探してもらうほかありません。

なのでこれまで私が購入した物の感想を見てもらい、このタイプのマスクが自分に合ってそうだなと思うものを選び、試して頂くとより早くいいマスクと出会えると思います。

1つ目に紹介するマスクはSALVIMER(サルビマー)のNOAH

非常に小さくコンパクトなマスクで鼻ポケットが高めに作られています。

典型的な日本人顔である私にはマスクの横幅が狭く鼻ポケットが高いので内容積も大きく残念ながらフィットすることはありませんでした...。

顔の形状が細長く鼻が高めの方にはフィットしやすいのかな、といった印象です。

2つ目はCRESSI(クレッシー)のCALIBRO(カリブロ)

こちらもSALVIMERと非常によく似た形状のマスクです。

...

...

...。

『なんで同じような形状のマスクを購入したんだ?』

というような声が聞こえてきそうな気がしますが

当時の私は

最適なマスクを見つけたい!だとか

自分に合うマスクはどんなものだろう?などとは考えておらず

ただより良いものを

金額が高ければそれだけ良い物のはずだ!みたいな短絡的思考により、

FOG-STOP SYSTEM

(フォグストップシステム)

というカッコいい響きにやられて購入してしまったのです。

もちろん自分の顔にフィットするわけもなくそのシステムが機能しているのか確認するまでもなく2軍落ちしてしまった可哀そうな子です。

ただSALVIMERの時にも言ったように合う人には合うと思います!!笑

3つ目がGULL(ガル)のVADER(ヴェイダー)

これは私の弟のもので何回か使わせてもらいましたがとても素晴らしいマスクです!

顔と接地する面積が広く大抵の人にはフィットするのではないかと思います。

視野もそこそこ広く性能面では非の打ち所がありません。

しかし、私の個人的な感想としては

一眼のマスクがどうしても受け入れられない!

なぜか自分の中で一眼のマスクは内容積が大きく使いにくいという固定観念が存在し、数回使って凄くいいマスクだと自分でもわかっているはずなのになぜか抵抗を感じてしまう。

内容積も全く気にする程のものでもなく、外国人向けに作られた製品が多い魚突きマスクのラインナップの中でも

日本人特有の顔を持つ私にとっては最高級のマスクであると言えます。

ただやはりなぁ...一眼...。笑

最後に紹介するマスクがGULL(ガル)のLANZE(ランツェ)

現在進行形で私が使用しているマスクになります。

私はこのマスクに出会ったときに始めて、自分に合うマスクを見つけることの重要性に気付きました。

私には完璧と言っていいほどのフィット感で水中でのストレスは完全フリー!!

今まで使ってきたマスク達には申し訳ありませんが

これが本当のマスクである!!

と言いたい!(完全に個人的感想です。)

しかも二眼...笑

このようにいくつものマスクを試しては自分に合わずといったことを繰り返してやっと最高のマスクに出会えました。

実はこのランツェ、二代目でして初代の方は数回使ったある日、海に忘れてしまい次の日慌てて探しに行くものの、その姿を見ることはありませんでした...。

途方に暮れ家に帰る車の中で私はおそらく涙を流していました

家についた後、初代への謝罪を済ませ私は速攻で二代目を注文。

二度とこのような悲劇が起きぬようそれからは必ず帰り支度をする際、1番はじめにマスクを車に収納するようになった事は言うまでもありません。

マスクの防曇方法と保管について

新しいマスクを購入した際、必ず必要な作業があります。

それが防曇(ぼうどん)!!

買ったばかりのマスクには油膜が付いており水滴がつきやすい状態になっています。

そのまま使えばすぐに曇ってしまい、何回も海水で曇りを落としまた潜るといったことになるのでストレスは半端なものではありません。

それを防ぐためにまずはこの油膜をきれいさっぱり落としましょう。

防曇作業

研磨剤入りの歯磨き粉をレンズに少量つけあとはひたすら擦るのみ!

それはもう親の仇並みに擦り続けます!絶対に油膜を許してはなりません。

擦っては洗い流し擦っては洗い流しを繰り返しそろそろレンズが貫通するんじゃないか?

と不安を覚え始めたころにやめると良いと思います。(すみません、冗談です。)

あとは海で使用する際に曇り止め液をレンズに数滴たらしよくなじませた後、軽く海水で流し乾く前に装着すると快適な魚突きをすることができると思います。

曇り止め液のかわりに唾をつけてもいいですがマスクを清潔に保つためにも専用の液体を使うことをおすすめします。(私は必ず唾を使いますが...。)

一応曇り止め液も紹介しておきます。

保管方法

魚突きが終わったら道具たちを洗ってあげましょう。

マスクやスノーケルを長く使うために使用後は真水で洗い、乾燥させることが重要です。

保管する時は直射日光が当たる場所や高温のところを避け、シリコン部分が劣化しないようにしましょう。

ほかの道具も同様になるべく日陰や室内での保管が望ましいと思います。

最後に

魚突きで使用する手銛やその他のいろいろな道具たちは良い物に出会えた時、やっぱり嬉しく最高の気分になりますが、このマスクとスノーケルの自分に完全にフィットしたものに出会えた瞬間の感動は計り知れないほど嬉しいものです。

この記事を読んで下さった皆様が一人でも多くの人に、

最高のパートナー

(マスク&スノーケル)

に出会えることを願い、またその出会いのため少しでもお役に立つことができれば嬉しく思います。





管理人
あらしお

魚突き(スピアフィッシング)で得た経験を活かして、これから始めたい方に向けて必要な道具の紹介や技術を習得するための知識をブログで発信していきます。

具体的には魚突きで必要な道具の重要性、必要性、おすすめ商品などの紹介や、実際に魚突きをする上で大事になってくる技術を習得するための知識を教えていきます。

【著者の情報】

・出身:佐賀県

・年齢:36歳(昭和62年生まれ)

・趣味:魚突き、DIY

記事の内容についてご質問がございましたらお問い合わせフォームまでよろしくお願いします。

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